グローバルナビゲーションへ

本文へ

ローカルナビゲーションへ

フッターへ



トップページ >  施術について >  イソトレチノイン内服療法

イソトレチノイン内服療法


イソトレチノインとは
イソトレチノインは、欧州や米国ではニキビ治療として、かなりメジャーなものとなっていて、全世界では30年以上の使用実績があります。
文献上では、イソトレチノインの改善率は90%以上で、実際にこの治療を行なった研究でも、90%以上の高い効果率が報告されています。ですが、催奇形性の重篤な副作用があることから、日本では未認可の薬ですので、保険治療やイソトレチノイン以外の美容施術を行なっても改善しにくい難治性のニキビに対して選択する治療法になります。
また、口、鼻、目の粘膜の乾燥や肝機能障害等の副作用が起こる可能性もありますので、仁クリニックでは慎重に検討したうえで、投与させていただく方針を取っています。
 イソトレチノインの効果 
  • 皮脂腺を退縮させ、正常化することで皮脂分泌が減少し、ニキビ、皮脂分泌過多の症状を改善する
  • 細胞を正常に働かせることにより、異常な角化を防ぎ、皮膚の肥厚や皮脂つまりを防ぐ
  • アクネ菌に過度に反応して炎症が起こることを防ぐことにより、ニキビの炎症を抑える
 イソトレチノイン服用後の副作用 
治療開始から1か月の間には、一時的にニキビが悪化する「好転反応」が見られますが、2~3か月で改善がみられます。
十分な期間の服用を終了した場合でも、その後に再発することもありますし、ごく稀ではありますが、容量を増やして服用しても全く効果がない場合があります。
ほとんどの方に粘膜や皮膚の乾燥が起こり、それによる皮膚炎、口唇炎、鼻出血、ドライアイなどが起こることもあります。
仁クリニックでは、皮膚の乾燥のトラブルを軽減するためにイオン導入の併用を推奨しています。
また、肝機能障害や腎機能障害も起こる可能性がありますので、イソトレチノイン服用の患者様には、3か月に一度の定期的な血液検査を行っていただいています。
重篤な副作用として、胎児の催奇形性があるため、内服中や内服中止後も女性は6か月、男性は1か月は必ず避妊を行なっていただきます。
価格(税込)
イソトレチノイン 10mg 30日分 ¥8,580
イソトレチノイン 20mg 30日分 ¥11,000
イソトレチノイン 40mg 30日分 ¥22,000
血液検査(3か月に1回) 1回 ¥3,300
イオン導入 + 診察 (月1回) 1回 ¥6,000~
服用方法
1日の服用回数
1日1回 食直後
治療期間
  • 1クール24~26週(約6か月)後、2か月休薬
    累積投与量が少ない場合(1回に飲む量が少なかった場合)は8ヶ月~12ヶ月に伸びる場合があります。
  • 改善が悪い場合は、プラス1~2か月服用後、2か月休薬して様子を見ます

再発が著しい場合は診察のうえ、2クール以上の服用の継続を検討しますが、改善率はよい治療ですので、ほとんどのケースで改善は感じていただけると思います。
服用に関する注意事項
ワクチン接種
インフルエンザ予防接種やコロナワクチンとの相互作用は、製薬会社への問い合わせや、これまでの経験により、問題ないものと考えています。(他のワクチンについてはご相談ください)
イソトレチノイン服用ができない方
  • 保険治療や美容施術の経験がない方
  • 妊娠中の方
  • イソトレチノイン製剤、大豆、ピーナツ、パラベンにアレルギーのある方
  • 重い肝障害、潰瘍性大腸炎、クローン病などの既往症がある方
  • うつ病などの精神疾患のある方は、原則として受けられませんが、完治している場合はご相談に応じます。
  • 15歳未満の方
  • 18未満の方は同意書が必要になります 。
  • レーザー脱毛、光脱毛中の方(服用中止1か月後から脱毛開始可)
  • レーシック手術の予定のある方(前後6か月は服用できません)
イソトレチノインと同時に服用できない薬剤と相互作用
薬剤名 相互作用
テトラサイクリン系抗生物質
(ビブラマイシン、ミノマイシン、ミノサイクリン、ミノベン)
頭痛
副腎皮質ホルモン剤
(プレドニン、プレドニゾロン、セレスタミン等)
骨を弱くする作用増強
フェニトイン
(アレビアチン、ヒダントール等)
βカロティン以外のビタミンAの内服 作用が過度になる